誠実な人であるということは最高の人生を歩むことに直結しています。
人を陥(おとしい)れ一時的な財産を手に入れても、人を欺き何かを奪って満足したとしてもいずれそのツケはあなたに返ってきます。
「誠実であること」はこういった負のスパイラルにハマらないための大切な人間性です。
この記事を目に止めた人はきっと今の生活やこれからの人生に何かしらの不満や解決しなければいけない問題を抱えているのではないでしょうか?
私も今までの人生で何度も辛い思いや悲しい出来事を体験してきました。
しかし、そこで歩みを止められないことも事実です。
ではどうしたら最高の人生を手に入れることができるでしょう。
それは「誠実」であることこれが私が出した答えです。
誠実と言っても漠然として今の自分に当てはめることが難しいかもしれません。
今日は「誠実に生きること」をテーマに記事をまとめます。
1.仕事に対して誠実になる
多くの経営者に「どんな人材を必要としているか?」ということを聞いたところ。
即戦力のある人材、協調性のある人材、自発的行動ができる人材などの答えをいただきました。
しかしそれらの経営者が口を揃えて一番初めに口にする言葉が「誠実な人」が最低条件でもあり最高条件でもあると言っていました。
面接を受ける側はその会社に就職したいために色々な面接練習をして応募企業の会社理念や社長のSNSなどを調べて好印象を得ることを狙います。
しかし、実際は面接時の経歴や企業に対する熱い気持ちよりもその人が誠実であるかどうかを重要視しています。
なぜなら、大切なことは雇用した時に仕事に真面目に取り組める人で周囲とのコミュニケーションを円滑に進められる人が最も企業にとって有益な人材であることを知っているからです。
多少スキルが足りなくても誠実であれば一生懸命に周りに追いつこうと努力します。
同僚の陰口や場の空気を壊す人は根本的に誠実さに欠け「会社のガン」に変わることも知っています。
会社はスキルを身につけさせることはできても「誠実さ」を教えることはできません。
だから、誠実である人を求めるのです。
2.他人に対して誠実になる
他人に誠実であることであなたの人生は大きく変わります。
もちろん、あなたを悪い方向に導こうとする人もいるでしょう。
そういった不誠実な人とは関わる必要はありません。
スッパリ縁を切りましょう。
私が伝えたいのは日常生活で触れ合う「他人」(友人や同僚・上司・先生)などあなたに実害のない人に対して誠実に接することが大切です。
暗い表情をしていれば「声をかけてあげる」同僚がミスをしたら「できる範囲で手伝ってあげる」これらも些細なことではありますが「誠実な行動の一部」なのです。注意点は「他人に踏み込み過ぎない」ことです。
理由は人は誰しも「責任」を持っています。
それに踏み込み過ぎてしまうと他人の責任も負うことになってしまい、一時的には関係性の密度が高まっとしても最終的には後悔に変わるからです。
後悔をすると他人を憎みます。
そうなると自然と不誠実な人間に変わってしまうのです。
そうならないためには「心のパーソナルスペース」を常に意識して「できる範囲で他人と接する」ことです。
その基本原則が「誠実」ということです。
3.自分に対して誠実になる
何かを始める時、たとえばビジネス、子育て、同棲など生きていく中で様々な分岐点にあなたは立つでしょう。
そんな時に誰しも思うことは「成功させよう」「頑張ろう」と思います。
でも最も大切なのは誠実にズルをしない心を持つことです。
ビジネスを始めようとすればほとんどの場合、その業界の先駆者がいます。
後発のあなたはその人たちよりも努力が必要です。
そんな時に周囲の競合や自分よりもスキルがある人を陥れたり、邪魔をして一番になろうなんて考えてはいけません。
なぜなら、それは戦略でもなく賢い行動でもなく、ただの「不誠実、卑怯、正統な不努力」なのです。
そんなことをして人よりも高い位置に上り詰めたとしてもその地位は維持できません。
逆に人格を歪めてしまう行動になり最終的にはあなたを奈落の底に落としてしまいます。
私はこういった不誠実の行動をして実際にどん底まで落ちた人間です。
だから言い切れます!
自分に誠実になるということは人生の基礎をきちんと固めながら確実に一歩一歩前進させるための一番の近い道なのです。
4.お金に対して誠実になる
どんなに性格がよくても、容姿端麗でも、お金に不誠実な人の表情は幸せそうな顔をしていません。
なぜなら、そのお金は誰かから与えられたものや偶然手に入れたもの、不誠実な行動で手に入れたお金を持っているからです。
私は創業100年の企業を経営している若い社長に出会ったことがあります。
その人はお金を持っているのに、スーパーで値段を見ながら買い物をして、不要な洋服が出たらリサイクルショップに行ってお金に変えるのです。
些細なことかもしれませんが、そんな些細なことがお金と誠実さに繋がります。
普通はお金があれば好きなものを買い、好きなところに行き、好きなものを食べるという生活をするでしょう。
しかし、お金に誠実な人はそのお金を使うべきタイミングとそうでないタイミングをしっかりと理解しているのです。
その基本原則が「お金に誠実である」ということです。
お金はあなたを笑顔にしてくれるでしょう。
そして反対に命を奪いまで攻撃するものにも変わります。
そんな大きな力を持つ「モノ」にも誠実であることが大切です。
5.家族に対して誠実になる
社会に出たら家族と過ごす時間は極端に少なくなるでしょう。
しかし、あなたが大切にすべきことは仕事を頑張るということと同じくらい家族を大切にするということです。
なぜなら、あなたの命の原点は「家族」だからです。
あなたが22歳になった後の時間、家族と過ごす時間は何時間あるか計算してみてください。
考えている以上に少ないことに気がつくでしょう。
私は家族の死と向き合った時にそのことに気が付きました。
普段実家に帰ればある笑顔がないんです。
もっとたくさんの時間を家族と過ごし「ありがとう」という言葉を伝えておけばよかったと後悔しています。
こういった素直な気持ちでいるためには誠実に家族と接することがとても大切です。
人の人生の時間は限られています。
そして、いつ人生が終わるかもわかりません。
だから家族に誠実であることがあなたの人生を最高に幸せにするために必要なのです。
多くの後悔や過ちを繰り返してきた私からこれから最高の人生を手に入れる皆さんと我が娘にこの言葉を贈ります。