起業する時に共同経営者やパートナーを作り一緒に会社を始める人がいます。
そして重要なことを見過ごしたまま失敗をして借金を抱える人がいます。
多くの人がビジネスで失敗する原因の一つに「群れる」ことがあります。
合理的に自分が持っていないスキルを持っているからという判断で組んだりする人もいますがその実力を見抜くことができなければビジネスは失敗します。
楽天家であれば「何とかなる」「何とかしてもらおう」みたいな軽いノリで起業する人もいます。
実際の起業をする人はイメージのような確実に成功するビジネスモデルを持っている人ばかりではないということです。
それよりもノリで起業する人の方が多い気がするくらいです。
今日はその中でも「群れる」ことが好きな人の多くがビジネスを失敗させているという事実をご紹介します。
1.心の支えを他人に求める
ビジネスを始める時の感情に「孤独感」「失敗したときの恐怖」があります。
それを補うために友達や出会ったばかりのどんな人かわからない人と起業する人がいます。
ハッキリ言ってこの時点でほぼ90%一年前後でビジネスを失敗させます。
そもそも孤独感や不安感に耐えきれない人はビジネスをやってもうまくいきません。
よほどの資金力のある家庭や地主や社会的影響力のある人脈がない限りはビジネスを始めることは考えない方が身のためです。
ましてや会社の同僚とお金を出し合って起業するとか一塊のサラリーマンが何の後ろ盾もないのにメンタルが弱い状態で起業なんて100%うまくいきません。
こういった人は無闇に他人に起業したことを言い周り心の支えになってくれる人を探します。
そしてその階層に人たちだけで群をなします。だから失敗するのです。
2.支払うお金が増えることに気がつかない
共同経営者が増えるたびに稼がなければいけない「利益額」は上がります。
始めたばかりのビジネスで一番気をつけなければいけないことは「支出を最小限にする」ことなのですが、群れる人の大半が正反対のことをします。
人が増えれば会社が払うべきお金が増えるのは当然です。
数百万円程度の資本金では持って半年でしょう。
どうしても誰かと組んでビジネスがしたいのであればお互いに自分の生活費を補う収入源を別で確保しておく必要があります。
そうでないとあっという間に倒産してしまいます。
3.カモられることに気がつかない
共同経営者として迎え入れても当人の目的がそれとは別のところにある人もいます。
ベンツやレクサスに乗りたい、高級な料理を食べたい、毎日キャバクラで豪遊したいなどのズレた欲望を持った人もいます。
そんな人と群れた時点であなたは間違いなく倒産以上のダメージを受けます。
なぜならそういった人はあなたを連帯保証人にして借入を迫ります。
その結果、お金だけを使われ連帯保証人であるあなたがその責任を負うのです。
そのあとはお決まりの自己破産が待っています。
実はこのパターン以外に多いんですよ!
訴えたとしても確実性の高い証拠を揃えることができずに「詐欺罪」や「特別背任罪」の立証ができないため大半が泣き寝入りなんてことがあります。
カモはカモられていることに気がつかずに逆に信用し続けてしまいます。
だってその方が一時的なストレスから解放される楽な方法だからです。
騙されること自体、やらなければいけないことを疎かにした責任とも考えられます。
どっちにしろ群れるということはこういうリスクも負うということです。
4.人柄だけで群れると痛い目にある
実力もあんまりないに特に目立ったスキルも持っていないけれど仲が良いし、話も合うから一緒にビジネスをやろう!
信じられないかもしれませんがこんな動機で群れる人もいます。
「情」でしか繋がりのない人と組むことは危険でしかありません。
確かに誰かがいれば心強いかもしれませんが、何の能力もない人が起業したばかりの会社できることは限られています。
それでも「何となく」やってしまう失敗がこれです。
仲良しとビジネスパートナーとは次元が違う話です。
それは兄弟でも親族でも同じことです。
能力がない人と組むこと自体やってはいけないことなのに情に流され「安心感」や「楽天的な思考」で起業してしまう。
そして半年後には「モメる」このテンプレパターンを繰り返している人もいます。
こういった人は一度の失敗では学びません。
何回も同じような失敗を繰り返します。
なぜならそういう性格だからです。
5.無能な人が群れると口車に乗せられて借金まみれ
人から言われたことしかできない人、自ら物事を考えて発言できない人は起業することはやめましょう。
あなただけではなく親や兄弟、子供に一撃で迷惑がかかります。
しかもそう遠く未来にその特大の不幸な一撃がやってきます。
基本的に自分の意思表示ができない人は自ら考えて行動ができない性格のため決定的な判断を他人に委ねる傾向にあります。
そういった人の近くには必ず「悪い群れ」ができます。
そして自分に不利な状況になれば「騙された」「助けてください」といった被害者になります。
その次に被害者である自分を擁護してくれる人と群をつくります。
そうしている間に借金は膨れ上がり自己破産を迫られます。
しかし、こういった人の場合、現実から逃げるあまり自己破産の手続き自体も遅れます。
「騙された」「私は悪くない」と弁護士に訴えることで通常の破産手続きよりも原因追及のための費用と時間がかかるからです。
自分の弱さを棚に上げることでさらに家族を苦しめることになるのに・・・だからこういったタイプの人は起業してはいけないのです。