信頼を失うビジネスマンにはいくつかの特徴があります。
それは自分のペースで物事を進めないと感情的になる人や肩書で人を判断する人などです。
こういった人たちは3流以下のビジネスマンであり、近くにいるだけで損害を被ることもあります。
今日はこういった信頼を失うビジネスマンの特徴をご紹介します。
1.具体性のない話を延々と語る
夢や希望を語ることは否定しませんが、ビジネスの場においてまだ見ぬ夢を語ることはあまりオススメできません。
よくあることですが「今〇〇のビジネス展開の準備をしていて〜」とか「将来的には〇〇ようなことをしたいと思っています」
こういった話はキチンと形にしてから話すべきことなのです。
なぜなら、あなたの目の前にいるビジネスマンは「今何をしているのか?何ができるのか?」といった現実的な話に興味があるからです。
将来の希望的観測などには一切興味はありません。
たとえば、「webサイトとyoutubeを連携させることで新規ユーザー獲得数が前年比の20%アップに繋がっているので今はビジネス系の動画ジャンルに力を入れているところです」
とはいえ、夢や希望を持ってもいいじゃないか!と思う人もいるでしょう。
確かにその通りです。
つまり、夢や希望を語る時は友人や家族に話して、対外的なビジネスの場面ではもっと現実的なことを話すほうがいいでしょう。ということです。
2.報酬額を決めないで依頼を進めようとする
報酬額を決めずにビジネスを進めることをある種の「ビジネステクニック」と思い込んでいる人がいます。
しかし、これは3流以下のビジネスマンがすることです。
結構こういった人はたくさんいますが、単純に考えて「自分だったら報酬を決めないでビジネスができますか?」ということです。
以前、私の周りにはこういった人たちがたくさんいました。
結構な時間を無駄にしたと思っています。
なぜなら、こういったビジネスマンと組んでも「何も残らない」からです。
今考えれば当たり前のことですが、3流以下のビジネスしかできない人と仕事をしても1流のビジネスに育てることは不可能だからです。
たとえば、ホームページの制作依頼を受けたとして報酬も決めずに安請合いをした場合、相手と自分の相場感が違うことでトラブルにもなります。
相手からすれば年間3万円が妥当だと思っても、制作した側からすると30万円の価値があるものを作っているのですから揉めますよね。
ほとんどの人は大丈夫かもしれませんが、報酬を決めないで仕事を依頼する人って結構いるので注意してくださいね。
私はこの一件があってからどんなに親しい人からの依頼でも着手前に必ず見積もりをだしてから受託するようにしました。
それでも値切ってくる人もいますので、そういった人はこちらからお断りするようにもしています。
どんなに売上が欲しくても「スキルの安売り」はしないほうが懸命です。
3.ビジョンが不明瞭なままビジネスを進めようとする
よく新規ビジネスの相談を受けることがありますが結構な頻度で「ビジネスビジョンが不明確なこと」があります。
中には現実的ではないビジネスプランを持ってくる人もいます。
そういった人たちは揃って「売れる」「儲かる」というキーワードを前面に押し出してきます。
しかし、数ヶ月後に改めてその話を聞くと計画が頓挫していたり消滅していることがほとんどです。
なぜなら、こういったビジネスマンには具体的にビジネスを構築するスキルがないために「絵に描いた餅」で終わってしまうからです。
もっと具体的にいえば「マーケティングスキルゼロ」ということです。
たとえば、日本未上陸のスーパーフードの原材料を仕入れられるルートを確保した!と私のところにきた人は話は上手だけれど、それを仕組み化することができません。
知り合って6年になりますが出会った当時からやっていることが変わっていません。
新しいものを仕入れられるのは素晴らしいことですが、そこでテンションが上がりすぎてその先を考えることができないのでしょう。
その商材を利益に変えるためにはマーケティングや流通の仕組み作りが必要だということを理解できないのです。
こういった人はやがて信頼を失い「口だけ人間」として周りかや評価されるのでご注意ください。
4.肩書で態度を変える人
肩書で態度を変えるような人とビジネスをしても成功することはないと思います。
私は以前、「肩書=信用がある人」と認識していました。
しかし、現実はそうではありませんでした。
人の上に立っている人なのだから人格的にもビジネス的にもセンスのある人と思われがちですが「そうじゃない人」が世の中にはたくさんいます。
この失敗を踏まえて私は名刺に肩書きを入れずにいます。
新規で取引に行く銀行にも作業着で行くようにしています。
面白いくらい人を見定めることができます。
最近のことですが地方の信用金庫に新規融資相談にいった時です。
30代くらいの男性が私の担当になり初めてあった時にとても失礼な態度をされました。
その後、決算書などの必要書類を見せた途端に態度を急変させたことをが印象的でした。
結局、その信用金庫との取引は辞退して別の銀行と取引をすることになりました。
お客とお店の関係だとしても最終的には人と人との信頼関係が大切だと私は考えています。
見た目や年齢・性別で態度を変えるような人に関わりながらビジネスをするということは不要なストレスの原因になります。
大切なビジネスを守り、成長させるためには表面的な相手とは付き合わないほうが先決だと思います。
肩書で態度を変えるような人を喩える言葉はありませんが、信頼できない人ということだけはわかります。
5.パーソナルスペースを理解していない人
なんでもズケズケと踏み込んでくる人は信用できません。
こういった人は、自分中心に物事を考えるタイプの人です。
人には距離感というものがあり、それを侵害することでストレスやトラブルを引き起こします。
パーソナルスペースを理解していな人はこういったところに無頓着で「利己的な思考」があるため、ビジネスが不利な状況になると誰かに責任を転嫁してきます。
案外こういった人は身近にいるもので関わることであなたに損害をもたらす可能性さえあります。
そしてこういった人は信頼というものはビジネスに必要ないとも考えていることもあり、そばにいること自体も危険な人です。