私はこれまで、いくつものビジネスを失敗してきました。
そして「なんでビジネスがうまくいかないのか?」と毎回悩んでいました。
原因は貧しい労働者の家庭に生まれ育ったからお金についての価値観が根本的にズレている。
高卒で若い時に遊びまわっていたから、努力をしてこなかったから、周りに有力な人脈を揃えていなかったから。
でも、これらは原因ではなく「言い訳」でしかないことに気がつきました。
ビジネスを成功させる人と失敗させる人との距離は紙一重です。
そして、最も重要なことの一つに「マインド」があります。
私が気がついたこと、それはビジネスを失敗する人には5つの共通マインドがあるということです。
1.楽天家で他力本願なマインド
楽天家の人がビジネスを始めると失敗します。
なぜなら、「どうにかなる」「焦る必要はない」と根拠のない強いメンタルを持っている人だからです。
そして、こういった失敗する人の影には必ず別の仕掛け人がいます。
つまり、「誰か」の操り人形になってしまっていることがあるということです。
まず、資本力のない人がビジネスを始める時の大原則は「一人で始める」ことです。
なぜなら、誰かと一緒にビジネスを始めるということはスタートの段階から複数人分の利益を出せるビジネスをすぐに作らないといけないからです。
確かに一人でビジネスを始めるよりも、複数人で始めた方が心強いかもしれません。
しかし、それ以上にデメリットがあります。
それは楽天家は最終的に「他力本願なマインドに偏ってしまう」ということです。
根拠のない言葉を信用したり、誰かがなんとかしてくれるという脆弱な思考になってしいます。
その結果、操り人形になった楽天家は「誰か」の指示がないと行動できないタイプの人になってしまい、最終的に負債だけを負わされて利用されます。
私の経験上、お金の稼ぎ方がわからないままビジネスを始めると誰かに頼りたくなります。
この甘えが不適切な人間を呼び寄せてしまい、いいように利用されてしまいます。
最終的には借入れや無意味なリース契約を勧められて自己破産まで追いやられてしまいます。
意外にもこういった失敗をする人は多く存在します。
そしてこういった「楽天家で他力本願なマインド」を持った人は「〇〇に騙された」と思い込んでしまいます。
でも真実は違います。
本当の真実は「ビジネスに甘えを持ち込んだ自分自身の弱さが原因」なのです。
この真実を私が理解したのはビジネスを2度も失敗させた後のことでした。
2.「努力は報われる」という間違った考え
私は小さい頃から「コツコツ努力していれば報われる」という言葉を信じていました。
しかし、現実はそうではありません。
どんなに努力をしても報われない人は報われません。
なぜなら、「コツコツ努力をする」という言葉の本質に気がついていないからです。
「努力」の本質とは「結果のでる努力」のことだったのです。
頑張っても結果が出ない人は努力する方向が間違っているのです。
つまり努力の仕方に問題があるということです。
私の知人に毎日休むことなく、仕事が終わった後に自分のビジネスを始めようと一生懸命頑張っていた人がいました。
その人はアフィリエイトで生計を立てるという目標を持っていて、毎日アフィリエイトサイトに3000文字くらい書き続けていました。
しかし、1年経ってもアフィリエイト報酬が0円だったことを理由にそのビジネスをやめてしまいました。
本人曰く「これだけやっても成果が出ないのであれば、アフィリエイトは稼げないビジネスだ!」
でも、彼は1年間の努力の方向を間違っていたのです。
彼のサイトを見ましたが、誰に向けてどんな有益情報を発信しているのかが根本的になかったのです。
彼がアフィリエイトサイトと呼んでいたのは、ただの「日記」だったのです。
文字を書くこと=継続努力と誤った認識をしていたのです。
アフィリエイトサイトに限らずビジネスをする上で必要な努力があります。
それは「マーケティング」です。
誰に何を読んでもらいたいのか?
何を買ってもらいたいのか?
そう言った人はどんな情報を欲しがっているのか?
同じようなビジネスとの差別化や強みや弱みを理解しているのか?
これをしないがために成果の出ない努力に1年も費やしていたのです。
努力の方法を間違うとお金では絶対に買えない「時間」を無駄にします。
3.中途半端な承認欲求が失敗の原因
私は承認欲求が人よりも強い人間です。
いつも誰かに褒められたい
たくさんの人に羨ましがられたい
そんな性格の人間です。
しかし、ビジネスの世界において承認欲求は自分の足を引っ張るマインドにつながってしまいます。
極度に承認欲求が強い人は少しの成果を褒められただけで、その言葉の100倍満足してしまいます。
その結果、ビジネスに飽きやすくなったり、妥協するようになります。
このマインドは顕著に数字に現れます。
私の場合、当月利益が200万円上がった翌月には20万円になったり、顧客の増加率がマイナス50%を下回ったりします。
これは「ビジネスのやる気の温度差に高低差がありすぎる」ということです。
「ビジネスへのスタミナがない」ともいえます。
承認欲求はビジネスの活力にもなりますが、こういった間違った結果にも繋がることがあります。
4.継続した努力量を維持できない
成果を出すためには継続した努力をしなければいけません。
そして、周囲よりも多くの努力量を注ぎ込む必要があります。
しかし、ビジネスを失敗する人の多くはその努力量と継続期間が短いことがあります。
これはビジネスに対するマインドが他の人よりも少なく、意志が弱いことが原因です。
まず、あなたの今の努力量は日本で活動している、まだ成功していないビジネスマンの努力量と同じかそれ以下です。
「今日はこれくらいでいいや」
「明日がんばろう」
「いつかがんばろう」
こういったマインドがあなたのビジネスを失敗に導きます。
そしていつしか努力自体をしなくなります。
どんなに稼げるビジネスでも市場でも少ない努力量では成功することはできません。
もし、妥協のある努力をしているのであればそのマインドを見直しましょう。
継続した圧倒的な努力量を費やせば成功するのです。
5.物事を否定的な目線で見る
物事を否定的な目線で見る人はビジネスを失敗します。
なぜなら、有益な情報や必要なことを見逃してしまうからです。
ビジネスを成功させる人は「何か自分に取り入れられるものはないか?」
「もっと売上を伸ばせる方法はないか?」と常にアンテナを張っています。
しかし、否定的な目線でいる限りは「成功の鍵」は見つけられません。
否定的なマインドを持つ人は「妬み」「嫉妬」の心が強い人です。
他人と自分を比べることに注目しすぎて成長することを自らやめてしまいます。
そうなると必然的にビジネスはうまくいかないのは当たり前のことです。
まずは肯定的な目線でいることで有益なことに興味を持てるようになりましょう。
その積み重ねがビジネスを成長させるきっかけにつながると私は考えています。