以前、何かの書籍で「日本人はネガティブに物事を捉えやすい」というワードを目にしたことがありました。
思わず納得したのを覚えています。
ヒトが落ち込む原因には下記のようなことがあります。
仕事でちょっとしたミスをしてしまった。
失恋をしてしまった。
意図せずに友人を傷つけてしまった。
周囲に相談すると「そんなことは生きていれば必ずあることだ!気にするな!」と言われたことがある人もいるでしょう。
でも、そう思えるのはメンタルが正常なときです。
現在進行形で落ち込んでいる人は「まぁいっか」とか「なんとかなる」と思えないから落ち込んでいるのです。
では、落ち込んだ状態から復活するためにはどんなことをすればいいでしょうか?
1.今の自分を受け入れる「自己肯定」
まず落ち込む原因の一つに「今の自分」と「理想の自分」がかけ離れていることがあります。
もっと自分は仕事ができるのに、私は人を傷つけるような人間ではないと思うはずです。
しかし、現実はその逆だったりします。
では、それで何が変わりますか?
理想の自分と現実の自分が違うのは当たり前です。
現実と理想のギャップがない人なんていません。
だから「今の自分を全力で受け入れる」のが現実的な行動なのです。
自己肯定をすることで気持ちが軽くなったり、物事を前向きに捉えられるようになります。
私は以前、自己破産寸前の状態に陥ったことがあります。
この時は何もする意欲もなく、いつも心が落ち着かない状態を6ヶ月間味わいました。
そのときは本当に辛く誰も頼る人がいない状態でした。
しかし、ある時「考えていても現状は変えられない、今の自分が本当の自分だ」と考えるようになりました。
周囲の人たちは全員、私のことを否定的な目でしか見ていない状況で、ただ一人だけ今の状況を受け入れてくれる人がいました。
それが「自分」です。
ビジネスで失敗しようが、1000万円の借金を抱えて無職になろうが「自分だけは味方にできる」ことに気がついたのです。
そのきっかけが「自己肯定」という考え方です。
極限まで落ち込んでいる人は「今の自分を受け入れる」と一気に復活することができます。
なぜなら、私はこの方法で復活できたからです。
2.落ち込んだ状態を維持し続けるようにする
私はもう一つ最短最速の復活方法を持っています。
それは「落ち込んだ状態をどれだけ長く維持し続けられるか?」を実践することです。
これを読んだ人は「意味不明」と思うかもしれません。
落ち込んでいる状態だと、人はその状態から抜け出そうともがき始めます。
私の場合はその逆です。
落ち込んでいることを細かく分析して、逆にそのことに対してどれだけ長く落ち込めるかに挑戦します。
実際に長くて1日が落ち込める限界です。
なぜなら、心が落ち込む出来事とは「それほど大きな問題ではない」ことがほとんどなのです。
ちょっとした気持ちの行き違いで相手を怒らせたり、確認漏れで仕事のミスをしてしまったりなど、生死を分けるような事柄はないのが現実です。
他人よりもネガティブな私が最長1日であれば、この記事を読んでいる人ならきっと2・3時間程度で復活できるようになります。
3.「笑う」ことで脳内のホルモン物質を分泌させる
これまでは気持ちの操作によって落ち込んた心を復活させる方法をご紹介しました。
次は科学よりな復活方法をご紹介します。
それは「笑う」ことです。
人は笑うと脳内で「β-エンドルフィン」という成分が分泌されます。
この「β-エンドルフィン」には快楽物質とも言われていて幸せな気分にさせる作用があるとのことです。
また「笑う」という動作には心をリラックスさせることにも繋がるのでダブルで効きます。
また笑う以外にも「太陽の光を浴びる」という行動もオススメします。
日光を浴びると「セロトニン」が分泌されて、そのセロトニンが夜になると「メラトニン」という睡眠に関係するホルモンに変化します。
そうすると「夜グッスリ眠れます」
夜グッスリ眠ると脳をリラックスさせて、正常な思考に戻すことができます。
4.部屋を掃除して趣味に没頭する
落ち込んで着る時は心が散らかっています。
人からどう思われているのか?
明日からどうしたらいいのか?
見えない将来や、目の前にいない人のことを延々と考えてしまいます。
紙とペンを使って心の中を書き出してみましょう!というのは本当に落ち込んでいる人にはできないことです。
だって、心が散らかっているのですからできるわけがありません。
だったら違うことをやりましょう。
オススメは「部屋掃除」です。
見えない心の整理をするよりも物理的に片付けられる「部屋掃除」をしましょう。
人は目に見えることに注目すると他のことが気にならなくなります。
その流れで部屋を掃除して綺麗な環境で悩み事とは関係ない「趣味」に没頭するのです。
何かに没頭することで「余分な思考」が削ぎ落とされ、気がついた頃には心は正常な状態に戻っていることがあります。
5.すべてを自分都合でリセットする
人生をゲームのようにリセットする選択肢もあります。
重度の落ち込む出来事があった時はこの方法もアリだと私は思っています。
極端に落ち込んだ状態や圧迫された環境から自分を変える方法は3つあります。
「住む場所」「付き合う人」「時間の使い方」この3つをすべて変えることで現状を一気に変えられます。
学校でのいじめ、職場でのパワハラなど行き過ぎれば生死に関わる環境に身を置いている人には有効な手段だと思います。
3つの変化を実行した場合に味方は誰もいなくなるかもしれません。
でも、私は「味方など始めからいない」と考えているのでそれほど3つの変化に抵抗はありません。
これと同じく、今の環境で長期間「落ち込んだ状態」の人は後戻りできない状況になる前に実践してみてください。
もし躊躇するのであれば、よく考えることです。
今の環境があなたにとって最良かどうかを!
ハッキリ言ってしまうと「いじめ」「パワハラ」などがある環境に価値はありません。
パワハラのある職場とは底質な人が集まっている環境です。
あなたにとってその環境にいるメリットはありません。
それなら「退職代行を使って辞める」
いじめがある学校なら「学校に行かない」その代わり、普通の学生が会得できないスキルを身につける。
たとえば、デザインや動画編集、モノづくりなど将来の収入にダイレクトに関係するスキルを学校に行かない代わりに割り当てるのです。
その行動が30歳、40歳になった時に普通の人が手に入れない経済的自由を手に入れるきっかけにつながります。
このように3つの変化を実行できない環境であってもやり方によっては有益な手段に変えることができます。
その結果、落ち込んだ状態から一気にハッピーな環境に自分を置くことができます。