仕事のミスの頻度が異様に多かったり、簡単なことですら間違えてしまう人にはある思考が関係しています。
そしてその思考が行動に密接に関係して、あなたをミスをさらに誘発します。
私も頻繁にミスを重ねていました。
今思えばかなりヤバイ頻度でミスしていました。
しかも、本当に些細なことや誰でもできるようなことを間違えていたのです。
そんなこんなで悩んだ挙句、気がついたことがあります。
それはとても根本的な理由ばかりでした。
なぜ、簡単なことでもミスを犯すのか?
一言でいうと仕事のミスが多い人は脳内で「でも」というキーワードがいつもいっぱいになっています。
もっと簡単にいうと「素直に人の話を聞けない」という特徴があります。
上司から指示を受けたことに対して、「でも私はこう思う」「でもそれでは効率が悪い」など上司の話をいつも否定的に捉えているから指示が頭に入ってこないのです。
耳では言葉を捉えていても脳内が否定的な思考をしているときは相手の言葉よりも自分の考えていることが記憶に残るので、間違えた行動をしてしまいます。
言われたことをちゃんとできないのは相手の話を最後まで聞かずに理解しないまま行動しているからだと思います。
これを改善するには些細なことでも指示を声にだしてオウム返しすることです。
自分の声で脳に指示を理解させることで私は改善することができました。
仕事の優先順位を決めてから動かないとミスる
仕事をする上でミスを最小限にするためには優先順位をいつも意識しなければいけないと思います。
なぜなら、目の前のこと全てを最優先にしてしまうと、仕事の効率が落ちるのと同時に重要な仕事を期限内に終わらせられなくなります。
たとえば、午前中に見積書を出さなければいけないのに、別の注文で配達に行かねければいけなくなるとその時点で優先事項が入れ替わります。
その結果、見積書の提出が間に合わなかったり、金額を間違えてしまうようなことになります。
こういうミスを犯す人は常に脳内がマルチタスクになっています。
とはいえ仕事量が多い人の場合は全てが優先事項と捉えてしまいがちですが、これはたった一つの作業工程を追加することで解決します。
それはA〜Dまでの優先順位メモを作ることです。
B:今日中に対応しなければいけないこと
C:明日までに対応すればいいこと
D:自分では対応できないので誰かに相談すること
こうすれば優先事項を間違わずにしっかりと仕事をこなすことができます。
ランク分けすることで今やらなければいけないことを整理しながら仕事することでミスは大幅に減らせます。
マルチタスクの人はシングルタスクに切り替えて行動することをオススメします。
作業量が多すぎてミスを連発する
ブラック企業に勤めている人はキャパシティ以上の仕事をいつも抱えています。
ということはいつも時間ギリギリまで追い込まれている状態です。
労力を搾り取ることで利益に還元しているブラック企業は、可能な限り社員に仕事を押し付けます。
こういう環境であればミスが起きても仕方がありません。
しかし、会社の体質を直す権限がない人はこれに順応する必要があります。
そんなときはタスク管理アプリを活用するのがオススメです。
私は以前ブラック企業に勤めていたとき、上司から言われること全てをアプリに落とし込んでから行動するようにしていました。
個人的なオススメアプリは「Things」というアプリです。
箇条書きでタスクを入力して細かい指示などをカード内に分類することでうっかりミスを防止していました。
この方法は地味に有効で多くのタスクを抱える人にはとても助かるアプリです。
この行動が習慣になるとケアレスミスを完全に防ぐことができます。
目の前が散らかっていると思考も散らかる
自分の机やパソコンのデスクトップ画面が散らかっている人はうっかりミスが多い人だと思います。
なぜなら、頭の中と同様で、多くの視覚情報が脳内に入ってくると集中力の低下につながるからです。
私がこのことに気がついたのはブログを始めたばかりのことでした。
文章を書くことは意外に難しく、集中して一気に書き上げなければ記事を完成できません。
そんな状況で視野内にタブレットや通知をオンにしたスマホがあれば注意が散漫になってしまい思うように集中できません。
試しに散らかった机で記事を書くのと、机の上にパソコンだけを置いて作業するのとでは記事の仕上がりが2時間も違いました。
この原理で仕事場の机の上やデスクトップ画面を整理しておけば注意は他に逸れずに、集中してやるべき仕事に取り掛かることができます。
とはいえ、そんなことで本当に改善されるのかと疑う人もいるでしょう。
でもこの方法は時間もお金もかからずに、特に難しい学習も必要のない行為です。
やってみればわかります。
さぁ今から片付けを始めましょう。
まとめ
仕事のミスが多いのはあなたの能力が低いのではなく考え方の違いだけだと思います。
許容量以上のタスクを抱えたり、優先順位をつけないまま仕事を始めることは自らミスをする環境を作っているのと同じです。
タスク管理アプリを活用して、うっかりミスを防止してみたり、作業スペースを整理するだけでもミスの頻度はかなり減ります。
結論としては焦らず集中できる環境を整えることで仕事のミスをかなりの割合減らすことができます。