特技も実績もお金もないけどビジネスを始めたい!
5年前の私はこんな感じでした。
そして多くの失敗を繰り返して今に至ります。
実家がお金持ちだったら、もっと若い時にスキルを磨いておけば良かったなんてどうにもならないことを考えていた時期もありました。
しかし、5年が経った今ではそんなことどうでもよくなっていました。
なぜなら、何も持たなくてもいくつかのポイントさえ知っていればビジネスを始められることに気がついたからです。
1.凡人にはPDCAではなくDCAPサイクルが最適
PDCAサイクルをうまく回せない人はやり方を変えてDCAPサイクルで実践してみることをオススメします。
DCAPとは、まずは思いついたことを実行(Do)してその後に確認・評価(Check)をして改善(Action)して最後に計画(Plan)をたてるやり方です。
単純にPDCAサイクルの順序を置き換えただけですが、初めてビジネスをやる人にとってはこの順番の方が取り掛かりやすいことがあります。
なぜなら、ビジネスを始める人の中には私のように特技も資金も実績も持たずにチャレンジをする人がいるからです。
そんな人の場合、まず始めにブチ当たる壁が「何から始めたらいいのかわからない」ということです。
実績のある人や特技を持っている人からしたら「そんなこと何でわからないのか?」と言われるかもしれません。
しかし、ビジネスど素人の人はこの感情からスタートをします。
何も持っていない人でもビジネスを始めたいと思うのであれば、行動力だけ持てばスタートを切ることができます。
たとえば、地方の中小企業で平社員をしていて月給20万円しか稼いでいない人は、昨今の日本の状態を考えると将来に不安を感じるはずです。
そんな人が収入源をもう一つ増やすとしたら「副業」をするしか選択肢はありません。
でも、どうやって稼いだらいいのかわからない?何をしたらいいのかわからないというのが正直なところでしょう。
私がそうだったのですが、自分のチカラだけでお金を稼ぐのには多くの問題があります。
しかし、問題ばかりに注目しすぎると行動が鈍くなります。
だからとりあえず、全ての問題をいったん忘れて、思いつくことを次々に行動に移すことににしました。
最初は、ホームページの作成・農作物をOEMで商品化してAmazonで販売するなどやってみたのですが望んでいたような結果は出ませんでした。
そこから何が悪かったのか?
OEMだと原価率が高すぎて競合との価格競争に勝てないことやホームページの販売には実績が必要ということを学びました。
つまり、「行動してから考える」という手法を選んだということです。
行動することで実績が積み上げられ、少しづつではあるが資金が溜まっていくことでビジネスを拡張することができました。
このように、何も持っていない人でも少しの行動変化を加えることでビジネスを徐々に拡張することができるようになります。
2.依存型ビジネスには手を出さない
私が失敗したことの一つにビジネスを他者に依存した状態で運用することです。
私が以前していたビジネスの一つにドリンクのOEM販売があります。
生産者から直接原材料を仕入れて加工販売するビジネスは一見いいように思えたのですが失敗しました。
なぜなら、生産者からの原材料の供給が途絶えた時点でビジネスがストップしてしまうからです。
ビジネスの主導権を相手に握らせてしまったことで急な値上げや原材料の到着の遅れなどで思うように進めることができませんでした。
注文者からのクレームは直接私に入り、対応することでストレスを抱えてしまうことで利益以上のマイナスを抱えることになったためこのビジネスは辞めることにしました。
もちろん、この失敗から学ぶこともあり今では原材料自体を山奥に土地を借りて自分で作り販売をしています。
このように、失敗を重ねたあとに学びを設けることでビジネスは成長します。
自分以外の人に依存したビジネスは内側から崩壊することがありますので私はオススメしません。
お金が絡むと欲張りになる人もいます。
依存したビジネスの場合、この欲が問題を引き起こします。
そうならないためには自分以外の人に依存しないビジネスを考えることが大切だと思います。
3.お金がなくてもビジネスは始められる
「お金がないからビジネスができない」という人がいますが、そんなことはありません。
本当に所持金が0円だったとしたらビジネスをやると考えるよりも基本収入を上げることに専念した方がいいでしょう。
こういうことではなく、30万円程度の軍資金でもビジネスは始められます。
もちろん軍資金が少なければ報酬も少ないのはご理解ください。
私が始めたホームページ作成ビジネスの始まりは軍資金10万円からのスタートでした。
無料のホームページ作成ツールでデモサイトを作って、私の活動圏内にあるカフェや美容室、飲食店にデモサイトのURL付きのDM(ダイレクトメール)を送りました。
結果的に1000件に対して10件反応があり、そのうち3件が成約になりました。
金額としては年間契約で12万円×3件なので年間36万円の収入を確保することができました。
この事例のように、ターゲットを絞って自分のできる範囲のことを精一杯やることで10万円からビジネスを始めることもできます。
本当にお金がないという人であればこのようなやり方でも行動力さえあればビジネスを始めることができます。
4.スキル習得マップを作る
何もない人がビジネスを始めるためにはお金よりも労力と学習をメインに考えた方がいいかもしれません。
そのためにはまず始めに「スキルを身につける」ことです。
そのために「スキル習得マップ」を作りましょう。
Xmindアプリなどを使い、自分が最終的にどのポジショニングでビジネスを運用したいのかをハッキリとさせること。
そして、そうなるためにはどんなスキルをどの順番で身につけるべきなのかを可視化する必要があります。
なぜこのような工程が必要なのかというと、実際に何も考えずに思いつくことだけで行動した場合、時間とお金の無駄が生じるからです。
私の場合、ホームページ作成、農業、デザイン、アフィリエイトなど全てが単体としてしか稼働しない状態で初めてしまったために全部のビジネスが中途半端になってしまったことがあります。
そうではなく、キチンとしたビジネスストーリーを考えることでどの段階でどのスキルが必要なのかを理解することで時間の無駄を省くことができます。
今では、フォトグラファーというポジションでアメニティになる農作物の販売やマーケティングサイトの制作、SNS運用などの点と点を線で結べるようにプランニングし直しました。
つまり、ビジネスをお金や実績のない人が始める時には代わりとなるスキルが必要ということです。
そしてそのスキルを効率よく身につけるためには可視化したロードマップを作った方が効率が良いということです。
もし、これから何も持たずにビジネスを始める人は最低限このロードマップは作っておいた方がいいと思います。