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儲け話はマジで儲からない理由 〜あなたはカモです〜

副業を始める人やビジネスを起業する人が増えることで、その人たちをカモにしようと企む人も増えています。

最近ではyoutube広告で「かんたんに短時間で数万円稼げます」みたいな副業アプリを宣伝している企業もあります。

私はそんな儲け話にのってしまい大損をした一人です。

冷静に考えれば「やるべきではなかった」というのが正直な感想です。

しかし、お金が欲しい人はその欲につけ込まれ見事に騙されてしまいます。

これは冷静な判断ができないような話し方や簡単そうに見えるビジネスモデルを広げられたら「やらない理由はない」と思い込まされてしまうことが原因です。

今日はこれからあなたにも訪れるかもしれない「やれば損する儲け話」についてご紹介します。

1.本当の儲け話はお金持ち階層が総取りしている

まず大前提として、確実性の高い儲け話は「お金持ち」のところに集まります。

なぜならビジネスは「資本力」が大きいほうが結果が出るまでの時間が短いからです。

そして本当に儲かる話であれば「お金持ちが見逃す」ということはありえないのです。

ということは、私たち会社員や学生層には「確実に儲かる話」というのは情報すら落ちてこないのが現実です。

大抵の儲け話はお金持ち層が市場を食べ切った後にやってきます。

もしくはお金持ち階層が「儲からない」と判断した案件が一般階層に落ちてきます。

そしてビジネスの知識や先見性のない人たちが、「感覚的に儲かる」と信じ込み罠にハマるのです。

2.一般人に舞い込んでくる儲け話の99.9%は巧妙な嘘ビジネス

一般階層に降りてくる案件には「権利収入」や「不労所得」などの労力を必要としない「ラクして稼ぐ」ビジネスが多く出廻ります。

人と脳は基本的に物事を判断する時に「ラクな方」「便利な方法」を優先的に選択するようにできています。

その仕組みをうまく利用して「あたかも儲かるようなビジネス」が作り込まれます。

だから、いまだに「一日10分のスマホ操作で3万円稼げる!」「スキルなしでかんたん副業」などの言葉が溢れ返っているのです。

最近では「安全」「保証」「確実」などのキーワードで儲け話を持ち込む人がいます。

昨日は「ドイツのスタートアップ企業が開発したブロックチェーンが日本に参入するから一生にやらないか?」なんて話がありました。

もちろん断りました。

だって話をもってきた人がブロックチェーンの意味を知らなかったんですから、信用できませんよね。

あとはWeb広告にも騙されないように!

あれはあくまで規約に違反しない内容であれば、お金さえ払えば広告を出せる仕組みなので「信用性」とは全く別物の話です。

もし騙されたとしても、Googleやyahoo!は保証してくれませんからね。

3.こんな儲け話は要注意!

これまで私に持ち込まれたビジネスの中で特に注意した方がいい儲け話を4つご紹介します。

これらは無料セミナーの参加や資料ダウンロードの際に入力したアドレス宛に届いた内容です。

FX自動売買ツール

FX自動売買ツールの販売営業が最近すごく増えています。

すべてがウソだとは思いませんが、中には初期費用狙いやコンサル料を目的としたビジネスモデルがあるということも事実です。

実際に私の周りにはFX自動売買ツールで儲かった人も大損した人も両方います。

しかし、私が参加した無料セミナーはFacebook広告で「次世代のキャッシュポイント」というパッと見て何のことだか分からないキャッチコピーの集客だったためFX自動売買ツールの営業だとは思いませんでした。

当日、会場に行くと7人のスーツを着た30〜40代の男性たちがそれぞれテーブルに座ってニコニコしながら待っていたのを覚えています。

セミナーは90分あり、開始30分までは代表者のサクセスストーリーを聞かされ、その後に「これから人生を変えたい人は残ってください。

今のままでいい人はこれから先は無駄な時間になってしまうのでお帰りください」と言われ誰も帰らなかったので(帰りづらい雰囲気だった)最後まで話を聞いたのですが結局、出てきた話は「FX自動売買ツール」のシステム販売、初期費用40万円、3ヶ月のコンサル料込、1ヶ月の返金保証がついた商品でした。

見る人によっては魅力的だったのかもしれません。

なぜなら参加者の6割くらいはその場で申込みをしていたからです。

おそらく申込後キャンセルもあったと思うのでその業者は90分で380万円くらい売上げたと思います。

しかしその後、偶然セミナーに参加して申込んだ人と会ったのですがいまだに儲かってはいないそうです。

初期費用のある「かんたん副業」

つい先日、お世話になっている会社の社長さんから「息子宛に届いた郵便物に初期費用45万円払えば、かんたんに稼げる仕事を斡旋する」という内容の封書が届いたと電話がありました。

私は「それやらない方がいいですよ」この一言で話は終わりましたが、結構このやり方でお金を払ってしまう人が多いようです。

まず冷静に考えてください「お金を稼ぐのにお金を払うことは矛盾している」ということです。

確かにフランチャイズの加盟金や先行投資という言葉がありますが、副業レベルでお金を払って仕事をもらうという考え方が個人的に納得できません。

それに45万円払えるなら、そのお金でオンラインでも何でも使って自分でお金を稼げるスキルを学習した方が確実です。

まずは「お金を稼ぐのにお金を始めに払う儲け話」は注意しましょう。

特許などの権利ビジネス

「アメリカで特許を取得した成分を配合した健康食品を日本で販売する」

「イスラエルで開発された最新のマーケティングシステムの販売権を買うことができる権利がある」

「海外で有名なブランドの販売ライセンスが買える」などの権利(ライセンス)ビジネスの儲け話をよく聞かされます。

数百万単位の「投資」として紹介されるのですがどれも儲かった試しはありません。

なぜなら「権利」だけでは儲からないからです。

結局は売らないと儲からないということが抜けているのです。

ついこの前はアメリカで人気の化粧水の販売権を買わないか?と言われました。

そもそもそういったライセンスビジネスは個人レベルではなく伊藤忠商事や三菱商事などの世界規模の商社が大抵は間に入ります。

それが入っていないということは・・・ということです。

海外ビジネスに精通した人であれば、本当の儲け話かどうかはわかりますが一般階層の人には見分けがつきません。

であれば乗るべき儲け話か断るべき儲け話かは判断できると思います。

元有名企業に勤めていたことを前面に出す儲け話

誰もが一度は聞いたことがある大手企業の看板を、辞めた後にも使う人は要注意です。

本当にビジネスセンスがある人は以前の会社の名前は使わないし、美味しい儲け話を一般階層にはもっていきません。

大抵は企業内で成果を出せなくて辞めたり、何らかの問題があったために退職して今に至った人が儲からない儲け話をもってきます。

そんな人たちの口癖は「〇〇商事の部長から〜」「大手出版会社〇〇の支店長から〜」などと大企業の名前を出して儲け話に乗せようとします。

個人的にはその儲け話が本当かどうかよりも「他人の名前や看板で儲け話をする」ということ自体が信憑性がないこととビジネスの薄さを物語っているので聞き流す方が得策だと思っています。

4.確実な断り方

気の弱い人や断ること自体に申し訳なさを感じる人は「No」ということにすごくストレスを感じます。

勇気を出して断ったとしても反論されて最終的にはお金を払ったり、損をすることがあります。

そんな人のためにいくつか「確実な断り文句」をご紹介します。

自分は儲ける(やる)自信がない

「自分は儲ける(やる)自信がない」という断り文句には「一緒に頑張ろう」や「大丈夫だから」などの相手からの切り返しトークがあります。

そんな時は「少し考えさせて」や「家族と相談する」などという言葉で返答を伸ばしましょう。

後日「やっぱり自信がない」ということを伝えれば相手も諦めます。

もしも相手が食い下がるようであれば、また「少し考えさせて」「頭の中を一人で整理したい」などと言って引き伸ばしましょう。

これを繰り返していれば相手は諦めます。

キッパリとNoと伝えるのではなく「諦めさせる」方法です。

身の丈にあった今の生活で満足している

実際のお金を儲けたいと思っていても、断りたい話には「身の丈にあった今の生活で満足している」と言いましょう。

儲け話を誘う人は「欲」に訴えかけます。

それに対して断る時は「無欲な人間」を演じるのが一番です。

中には「一生今の生活のままでいいのだね?」「奥さんや子供にもっといい生活をさせたくないの?」などと煽ってくる人もいます。

そんな時でも反論したい気持ちをグッと堪えて「今のままが一番いい」と言いましょう。

だってそんな煽りをする人とビジネスをしてもうまくいく筈がないのですから、まともに相手をするだけ時間の無駄です。

その人にどう思われようといいので「私は無欲です、儲け話には興味がありません」という雰囲気で対応しましょう。

第三者目線の断り方

断る意思を伝える時に有効なのが第三者を通した断り方です。

「家族に反対された」「家族の意見を尊重したい」というように自分以外の人からの遠回しの断りです。

大抵はこれで話は先に進むことはありません。

中には「家族も交えて話をしよう」とか「一度会わせてほしい」などの図々しい展開に持ち込もうとする人もいます。

そんな時は「家族と十分に時間を使って出した答えだからこれ以上話を進めることは難しい」と言いましょう。

そもそも家族も巻き込もうとした時点で焦っているのが見え見えです。

焦った人間はどこまでも追いかけてきますので限界だと思ったら「あなたは私の親ですか?」と言いましょう。

この言葉の真意は「あなたにこれ以上踏み込まれる義理はない」ということです。

あまりにもしつこい人の場合は私はこの言葉で話を終わらせます。

5.儲けたいなら自分で儲ける!

儲けたいのであれば自分で儲かる仕組みを作るのが一番早い方法です。

他人の儲け話にのって失敗するリスクを負うよりも、自分でスキルを身につけて着実にお金に換える方が間違いありません。

最近ではプログラミングやマーケティングのスキルを身につけて企業案件を少しずつ増やしているサラリーマンが増えています。

実際に私自身も「Udemy」や「オンラインスクール」で学習して案件をもらい始めています。

この体系はすごくシンプルですが、しがらみや無駄な人間関係もなく責任の所在もハッキリしているのでやりやすい稼ぎ方です。

何よりもスキルというオリジナルの資産を蓄えることで余分なお金を使わずに利益に買えることができるのが魅力だと実感しています。

この答えにたどり着くまで多くの時間とお金を無駄にしてきましたが、ようやく「自分のビジネス」を手に入れられました。

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