私は「報われる努力」を勘違いしていました。
それはただ目の前のことを一生懸命に頑張り続けた結果、何も得るモノがなかったことでハッキリと実感しました。
そして私は努力の方法と考え方を変えることにしました。
「努力は量と質の両方がないと結果が出ない」という考え方です。
高卒で社会的弱者の無能な私が40歳直前になって気がついたことです。
今まであれば努力して成果が出なければあきらめてしまっていましたが、さすがに40歳になるとあきらめてばかりはいられません。
今までの経験をしっかりと活かせるようにと悩んだ結果、導き出した答えをご紹介します。
1.ただの努力だけでは結果は出ません!
がむしゃらな努力は「無駄な努力」になる危険性がとても高いと思います。
なぜなら、考えて努力することが効果を出すためには必要不可欠だからです。
つまり「努力すること=知恵をしぼること」です。
たとえば、40歳のメタボ男性がライザップのようにムキムキになろうとした時に、ただがむしゃらにジムで走り続けても理想の体にはなりません。
理想の体になるためにはそれに見合ったメニューと運動の両方が必要です。
きっと何も考えずに体を動かしているだけでは体重が思うように減らずにあきらめてしまうでしょう。
しかし、キチンと考えられたメニューには理想の体になる根拠があります。
それがあるだけでもジムに行く動機にもなり、ジムに通う頻度や運動する時間も長くなるでしょう。
その結果、自分の望む成果を手に入れられると思います。
とはいえ、これだけではダイエットは成功しないと思う人もいるでしょう。
確かにその通りです!
つまり、計画と行動の両方の努力をしないと望んだ努力結果を維持できないのです。
一度痩せたからといってトレーニングをやめてしまえばまたメタボ体型に戻ってしまいます。
ということは努力量と質!そして継続が必要なんだと思います。
2.努力の質の重視だけしていると行動できなくなる
頭で考えているだけでは結果は出ません。
計画も大切ですが、そこにばかり気を取られていると行動できないまま目的を見失います。
なぜなら、今はインターネットでありとあらゆる情報を集めることができます。
中には情報を集めただけで満足してしまい行動に移せない人もいます。
私がその中の一人でした。
計画を立てた段階で「あとは行動するのみ!」と思っていたら結局、何もしないまま時間が過ぎていたなんてことがたくさんあります。
多くの情報を脳に取り込むことで脳が目標を達成したと間違った認識をしてしまい、満足してしまうのです。
だから、一気に情報を取り込まずに、「少しだけ知識を仕入れたらそれをすぐにアウトプットする」これを繰り返すことが一番成果を出しやすい方法だと思います。
3.努力量を継続して維持するためには?
いきなり100%のマンパワーで努力量を増やすことができる人はすでにやっていると思います。
しかし、努力量を増やすことができずに目標を諦めてしまう人もいます。
そんな人は「小さな達成の繰り返し」をすることがオススメです。
たとえば毎日ブログを更新するという目標を立てても、仕事で帰りが遅くなったり、疲れていてはパソコンの前に座ることも難しいと思います。
一日3000文字の記事を書こうとしてもそんな状況では無理なことです。
それなら1日300文字からスタートしてみてはどうでしょう。
段階的に努力量を増やす方法でまずは毎日パソコンの前に座りキーボードを触ることから始めましょう。
私も、ブログを始めたときは仕事で疲れたことを理由に毎日更新することはできませんでした。
継続して何かをすると言うことは意外に大変なことを実感しました。
だから、まずは毎日パソコンの前に座るということから始め、一つの記事を数日に分けて完成させるようにしました。
少しづつ前に進むにつれて記事を書くことを習慣化させることで今は毎日2500〜3000文字程度の記事を書けるようになりました。
つまり、少量の努力から始めて、それを習慣化させることで努力量を段階的に増やすことができるのです。
4.努力の質を向上させるためには?
継続した努力を習慣化させた後は「努力の質を高める」ことをしなければいけません。
努力の質の向上には「情報収集と実践」がとても大切です。
私の場合は何か新しいことを始めるときはネット検索やyoutubeで理解を深めたあとに自分でもできるか再現するようにしています。
物事には必ず「基礎や基本」があります。
いきなり我流で始めても相当のセンスがなければ続かないし上達もしません。
なので質を高める時は「基礎や基本」を学習しましょう。
学ぶことを省略してしまうと間違った方向に努力量を費やしてしまい時間の無駄になります。
手探りで始めるときは同時に先輩たちからの学びを参考にしましょう。
つまり、努力の質が向上しないのは「基礎や基本」を学ばずに間違った方向に努力をしてしまうということです。
努力の質を高める場合は必ず学習が必要になります。
5.成果が出るまでには絶対的に時間がかかる
どんなことでも成果ができるまでには時間がかかります。
なぜなら、すぐに成果の出ることは「誰でもできること」であり、それを身につけても意味がないからです。
熟練の職人がその道30年で身につけたスキルには努力量と質が伴っているのです。
私は何かを始めるときに「10000時間の法則」を思い出します。
どんなことでもプロと呼ばれるまでには10000時間の努力量が必要ということです。
その段階でプロになれますが、そのプロの階層でもトップに君臨できる人は質のある10000時間を過ごしてきた人です。
同じ10000時間でも差がつくのは「努力の質」なのです。
もし、これから何かを始めようと考えているのなら10000時間は継続して努力することをオススメします。
なぜなら、大半の人が10000時間未満の努力で継続することを辞めてしまうからです。
「継続はチカラなり」質の高い継続努力の結果があなたに明るい未来をもたらします。