パラレルワークとは
パラレルワークは副業や兼業とは違い「本業」を複数もつということでもあります。
つまり、パラレルワーク=メインのキャッシュポイントも増えるということです。
現在、サラリーマンの副業月収の平均が約5万円弱です。
もし、サラリーマンの月収くらいの収入を得ていれば、それは立派なパラレルワークと言えるでしょう。
そしてこれから日本で生き残るためにはパラレルワークを始める必要があると思います。
1.なぜパラレルワークをするべきなのか?
パラレルワークを始める必要がある理由は3つ
- サラリーマンの月収ではお金が足りない
- 個人のキャリアアップが求められている
- 充実した生活には「働くこと」が不可欠だから
まず、お金がないと生活はできません。
自給自足の生活をすればお金は必要ないという人はいますが、それは非現実的です。
日本で生活するためには住民税、消費税、国民年金など生きているだけでもお金はかかります。
しかし、今はサラリーマンの給料は増えないのに税金などの国民負担額は増えています。
簡単な足し算、引き算をすれば、将来お金に困ることは目に見えています。
今の日本で一番リスクのある働き方は「サラリーマン」と言い切る人もいるくらいです。
だから新しいキャッシュポイントを作るべくパラレルワークをする必要があると思います。
また、働き方改革で残業ができなくなったサラリーマンや時間を持て余している人は今がチャンスです。
最近では企業の規模ではなく、個人のスキルが評価される時代です。
ということはパラレルワークをする時間の確保ができるなら、ドンドン経験を積みキャリアアップをした方が得なのです。
働くことの個人価値を見つけたり、楽しんでお金を稼ぐことは悪いことではありません。
自分の働きたい分野への進出の足がかりにもなるパラレルワークはこれからも拡大していくでしょう。
大型連休を迎えて特に予定のない人は経験をしたことがあると思いますが、働かない生活には活気がありません。
私の同僚も長期休みになると逆に不安になるという人もいるくらいです。
人の生活サイクルには「働く」ということが必要不可欠です。
働くことでご飯を美味しく食べられたり、遊びに行くことを楽しく感じられるのです。
そして自分にとってストレスを感じないパラレルワークをすることで充実した時間を過ごすことができるようになります。
2.パラレルワークをするメリット
パラレルワークをすることで得られるメリットは3つ
- スキルを身につけられる
- いつもとは違う人脈を築ける
- 本業同士の相互作用が見込める
(1)スキルを身につけられる
サラリーマンの人は時間を切り売りしてお金に換えていますが、本業と同等の収入を得るパラレルワークではそれは通用しません。
なぜなら、時間の切り売りをすることは物理的に不可能だからです。
会社で8時間働いてその後さらに8時間働くことはかなりの肉体的負担に耐えなければ続けられません。
なので時間報酬ではなく技術報酬を受け取る働き方が現実的です。
そして技術でお金を稼ぐならスキルが必要になるので、必然的にスキルを身につけるようになります。
(2)いつもとは違う人脈を築ける
会社で顔を合わせる人は「雇用される側の人」ですが、パラレルワークでは別の階層の人たちと出会うことができます。
なぜなら、パラレルワークをするあなた自身はある意味ビジネスオーナーになるのですから、当然周りの人も同じような人たちが集まります。
出会う人の質が変わればそこで学べる質も異なります。
ビジネスを持っている人と関わることで、お金に対しての考え方や時間の使い方などの意識改革にもつながると思います。
サラリーマンを否定しているのではなく、違った考え方を持っている人と関わるきっかけがパラレルワークにあるということです。
(3)本業同士の相互作用が見込める
パラレルワークには本業同士の相互作用が見込めると思います。
たとえば、配送会社で働いているサラリーマンがIT関係のパラレルワークをすると、外部と営業所内での情報連携の改善案を見つけたり
サービス業で働いている人であればインターネット集客の新しい方法を見つけることにもつながります。
このように業務の効率化に役立つ働き方を自ら発見するきっかけにもなります。
3.パラレルワークのデメリット
パラレルワークのデメリットは3つ
- 長時間労働による本業への悪影響と健康の心配
- プライベートな時間の確保が難しくなる
- 勤めている会社に対して背任行為になる可能性
(1)長時間労働による本業への悪影響と健康の心配
パラレルワークのやり方を間違ってしまうと長時間労働を自ら選んでしまう可能性があります。
たとえば、スキルが不十分な状態でリモートワークを請け負えば納期に間に合わせるために徹夜をすることになります。
そうなれば集中力の低下による本業でのミスや健康を害してしまい最悪の場合働けなくなる可能性もあります。
なので、パラレルワークをするときには時間配分が適正におこなえる分野にすることをオススメします。
(2)プライベートな時間の確保が難しくなる
仕事を複数もつということは働く時間も増えるということです。
そうなると必然的にプライベートな時間は少なくなります。
テレビやYouTubeを見れなくなりますしデートの回数も減らさなければいけないかもしれません。
どちらを取るかは各自の判断ですが、「働くためだけに生きているのではない」という意識も忘れないようにしないといけません。
パラレルワークをするということは今以上に人生を充実させるためにやることでもあると思います。
(3)勤めている会社に対して背任行為になる可能性
パラレルワークで問題を起こす人の多くは本業での顧客に手をつけることです。
得意先の会社の社長と内緒で新しいビジネスを始めたり、会社に黙って仕事を請負ったりすると背任行為に当たる可能性があります。
こういったトラブルは社会モラルに反することをやるから起きる問題です。
なので、パラレルワークと本業の切り分けはとても重要です。
私はパラレルワークをするときは絶対に会社の顧客とは取引しません。
会社の顧客に手をつけることにはかなりのリスクが伴います。
4.パラレルワークをするためには?
パラレウワークをするために最初にやるべきことは「学習」と「スキル向上」だと思います。
デメリットでも書いた通り、パラレルワークはやり方を間違えると続けることは困難になります。
時間効率よくお金を稼いでいかなければ本業と同じくらいのお金は稼げないと思います。
効率よくお金を稼ぐには単価の高い分野で働く必要があります。
私はサラリーマン以外で「カメラ」「Webサイト制作」「デザイン」の3本で今は働いています。
たとえばカメラマンとして撮影をするときは1時間1万円〜1万5千円の報酬をもらいます。
Webサイトの制作であれば毎月2万円、デザインであれば1デザイン5万円の報酬設定をしています。
そしてこの3つの良いところはサービス業にとって全て必要なスキルだからです。
レストランであれば料理の写真を撮って、その写真をWebサイトに掲載させて、かっこいいデザインを考えるという工程が必ずあります。
ひとつの契約で3つの収入を得ることができるのでとても効率がいいです。
これをするためには私は1年学習をオンラインでやりました。
学習してスキルを身につけないとこの方法は継続できないと思ったからです。
だから、パラレウワークをするために始めにやるべきことは「学習」と「スキル向上」が必要不可欠ということです。
5.パラレルワークに適した仕事とは?
パラレルワークに適した仕事は4つ
- Webライター+ブロガー
- カメラマン+Web制作
- 農業+Webマーケッター
- youtuber+Web広告代行業
全ての職種が組合せワークになります。
なぜなら、一つのスキルだけではプロには敵わないからです。
プロにできない分野の関連スキルを身につけることで新しい市場を開拓できるのです。
(1)Webライター+ブロガー
大手のメディアサイトではライターを募集している企業がたくさんあります。
まずはWebライターとして短期的な収入源と文章を書くというスキルを身につけましょう。
そのあとで自分でブログサイトを立ち上げてGoogleアドセンスなどで広告収入を稼ぐとキャッシュポイントは2つ出来上がります。
最近では動画が注目されていますが、文章の需要もまだまだありますので参入の余地はあると思います。
(2)カメラマン+Web制作
カメラは奥が深くプロには経験がないと到底敵いません。
しかし、自分で撮影した写真や動画をワンストップでWebに公開できるスキルがあったら状況は変わります。
しかもWebサイトは継続収入にすることが可能です。
ストック型のビジネスなのでスキルさえあれば会社からの給料くらいの金額は稼げると思います。
(3)農業+Webマーケッター
モノづくりができる人はとても重宝されます。
しかし、今は作れば売れる時代ではありません。
売るためにはマーケティング能力が必要です。
自分が作った商品が狙い通りに売れたらどうでしょう。
マーケッターはそれができるスキルを持っています。
そして、マーケティングができる人はどこの企業も欲しがります。
売りたくても売れない商品を抱えている会社は溢れるほどあります。
そこに照準を合わせて活動するのもいいかもしれませんね。
(4)youtuber+Web広告代行業
Youtuberの多くは広告収入で利益を上げています。
効率よく広告を出せるスキルを持っている人はとても少ない労力でお金を稼ぐことができます。
再現性の高いスキルを身につければ外部からの依頼も獲得できます。
複数のスキルを身につけることは簡単なことではありません。
しかし、時間を持て余していたり、今以上の収入を得るためには努力がないと稼げません。
人とは違う視点でビジネスを始める人はいつの時代も稼ぎ続けています。
パラレルワークにチャレンジする人は苦労はすると思いますが、正しい方向に進み続ければ必ず結果は出ます。