特技も資産もないサラリーマンが新しい収入源が欲しいからといってイキナリ副業を始めても失敗します。
なぜなら、副業を始めるまでにはキチンとした準備が必要だからです。
私が今までいくつかの副業をやってみて経験したことや必要だと感じたことをまとめました。
もしこれから副業を始めるのであれば、これからご紹介する4つのポイントを押さえたほうがいいでしょう。
1.人間関係の整理整頓
サラリーマンの人間関係には大きく分けて「同僚・上司」「友人」「家族」の3つのカテゴリーが存在します。
この人間関係はこれから始める副業に密接に関係があります。
それは「モチベーションの維持」です。
どんなことでも「やる気」がなければ継続しません。
そんなあなたのやる気を維持できるような人間関係を改めて作り直すことが必要です。
まず、「同僚・上司」は基本的に「会社から給料を貰って生きる」という選択肢を選んだ人たちです。
そんな人たちが「自分でビジネスを始める」という感覚は持っていません。
これらの人たちにあなたが副業を始めるといったらどんな反応をするでしょう?
きっと、「お前には無理だ」「この会社でやるべきことがあるだろ!」「会社の業績をもっと上げるように努力しろ!」
など、ズレた発想しかできません。
金銭感覚や価値観が絶対的に合わないのが現実です。
だから副業を始めることを勤め先で言うことはオススメできません。
こういったドリームキラーは身近に潜んでいてあなたの邪魔しかしない存在です。
そんな人たちにわざわざ関わることはやめましょう。
次に友人関係です。
ここは、ハッキリと明暗を分けます。
お金とお酒にだらしない人との関係を切ることです。
どんなに仲が良くてもこの二つにだらしのない人とは絶縁しましょう。
あなたが副業で稼ぎ出した途端にお金をたかりにくるか飲み代を払わせようとするだけです。
無駄な人間関係は身を滅ぼします。
副業のやる気自体を削がれることもあります。
最後に家族の人間関係です。
妻や親に対して副業を始めると打ち明けた時の反応をみましょう。
そして言われることは限られています。
「副業を始めるのにいくらお金がかかるのか?」
「いつまでにいくら稼げるようになるのか?」
「副業を失敗した時のリスクは?」
これらの質問にキチンと回答できていれば家族はみんな協力的になります。
しかし現実はそうはいきません。
なぜなら、あなたは今までサラリーマンとして生きてきて自分で直接収入を稼ぐことを経験したことがありません。
そんな人が誰もが納得できるビジネスをはじめから作れるわけがありません。
きっと成功率は10%程度でしょう。
だから家族に話すときは3つのポイントを話しましょう。
(1)副業を始める時の資金を明確に設定する
たとえば、100万円の資金で3年後までに毎月10万円の収入を作れるようになるとか、これからアルバイトをして50万円を貯金して副業を始めるなどです。
家族は資金の作り方と、稼ぎ方を知りたがります。そこをハッキリと伝えることが重要です。
(2)副業で稼げるようになっても会社を辞めない
副業にのめり込みすぎて会社を辞めてしまうのでないかという心配をする人もいます。
なので、たとえ副業で稼げるようになっても会社を辞めないことを約束しましょう。
例外としては今の会社員の給料の3倍の金額を稼げるようになれば家族も本業として認めてくれるかと思います。
(3)お金の管理をしっかりとすることを誓う
副業やビジネスを失敗するほとんどの原因がお金の管理ができないことです。
私もこれまで失敗したことにお金の管理ができなかったことが関係していました。
単純な足し算と引き算ではありますが、これができないために失敗する人がいます。
なので帳簿や出納帳をしっかりと記録することを約束しましょう。
これらの3つのカテゴリーに属する人たちをしっかりと整理してから副業を始めることを強くオススメします。
2.スキルがなければ稼げない!
独立心の強いサラリーマンの特徴の一つに「夢みがち」なところがあります。
これは、現実よりも未来を過ぎてしまい、努力や成果が追いつかない結果になります。
そうならないためには「お金にかえられるスキルを身につける」ことが最優先にやることです。
副業はお金を稼ぐためにやりますが、問題は「どうやって稼ぐか?」ということです。
単純に深夜にコンビニのレジ係をやったり、清掃員をやっても労力以上のお金は稼げません。
しかも体調を崩してしまうリスクもあります。
なのでこういった体力を使った副業はせずに、スキルで稼ぐことをやりましょう。
そのためには「学習とアウトプット」をある一定期間やり続けることです。
私の場合は3つのスキルを身につけることをはじめました。
身につけるべき3つのスキル
(1)マーケティングの知識とやり方
(2)写真と動画の撮り方
(3)Webサイトの作り方
結果的に私は「Web広告用の動画作成」という副業を選びました。
これから伸びる副業を知るためにマーケティングを学習して参入業界を決めて、弱小ビジネスマンでも稼げるポイントを見つけました。
その結果、ローカルエリアに存在するコーヒーショップや美容室などの個人商店向けに動画広告を撮影・編集する副業を始めました。
もちろん自分のスキルサンプルを可視化するためにWebサイトを作り、営業メールそのURLを添付して「自分のスキル」をみてもらって反応のあった案件だけを対応しています。
私はこの方法で案件あたり10万〜15万円で対応しています。
時給単価は1万円です。
私自身が言うのもアレなんですが、時給1万円以上の継続努力を今でもやっています。
私はこの副業では動画の撮影と編集以外にも「私に依頼するメリット」を提供しています。
それはSNS運用方法、店舗ロゴのデザイン作成、Webサイトの格安運用方法です。
単純に動画広告を作って納品するだけでは依頼者は満足しません。
その動画をどのように集客につなげるのか?
動画の費用対効果を出すためにどうしればいいのかをコンサルティングています。
だから時給1万円でも安いと思われるのです。
3.マーケティングから始める
副業を自分の生活サイクルに合わせて続けるためには「何をやるのかが重要」ということです。
そのためには絶対的にマーケティングが必要です。
たとえば、自分は絵が描ける、アクセサリーが作れるなどの特技を持っていたとしても売れるかどうかは別の話です。
ほとんどの人が「作れるけど売れない」という問題を抱えています。
なぜなら、マーケティングをしていないままビジネスを始めたり、マーケティングが不十分な人が圧倒的に多いからです。
マーケティングする上で最低限必要なことは3つです。
(1)詳細なターゲットの設定をする
誰に買って欲しいか?買う人はどんな人か?どのくらいの金額の商品を買ってもらいたいか?などの顧客の仮想設定をします。
「パルソナの設定」というのですが、これが曖昧だとビジネスの方向性が大きく狂います。
(2)ライバルの歴史をリサーチする
どんな業界にもライバルは存在します。
そのライバルが今までどんな経緯でビジネスを成長させてきたのか?
これからどこを目指しているのかをリサーチしましょう。
よく未開拓市場のことを「ブルーオーシャン」と言いますが、ビジネスど素人のサラリーマンに見つけることは無理です。
儲かる市場を探すよりもライバルを探してリサーチするほうが効率はいいと思います。
(3)時代にあったビジネスの組み立てをする
たとえば、上手にイラストを描ける人やハンドクラフトでモノ作りができる人はそれだけを頑張っても売れません。
そこには「どこに」「どうやって」売り出すのかを考えなければいけません。
TwitterやInstagramで更新頻度を上げてフォロワーを増やしてファンを集めます。
その集めたファンを自分のサイトに誘導して商品をネットで販売するとかyoutube広告で集客したりとかが必要です。
4.お金を貯める
少ない金で稼ぐなら他人の100倍の努力が必要です。
でも多くの人は現実的にも物理的にもできません。
だって、日中はサラリーマンとして働いているのですから、時間的に無理があります。
だから、お金で時間を買うことが大切です。
そしてその時間を買うためにある程度のお金を貯める必要があります。
方法はお金が貯まれば法に触れない限りなんでもいいです。
短時間のアルバイトでも、転売でも、フリマ出品でもいいでしょう。
目標の金額を設定してしっかりとお金を貯めてから副業を始めることをオススメします。