ビジネスを成功させるときに最も必要なことはそれほど多くはありません。
そしてその中の一つに「人間性」があります。
もっと単純に考えると「ずるい人」「自分のことしか考えていない人」「ウソをつく人」「気配りができない人」と信頼関係を作ることはできないということです。
ビジネスはずる賢く立ち回ることが基本だと思っている人は現実に存在します。
そんな人が5年後もビジネスの世界で生き残ることはないでしょう。
でも、それを知らない人がたくさんいます。
1.どんなにいいアイディアでも人間性が伴わないと成功しない
どんなにいいアイディアがあってもビジネスが成功するとは限りません。
それが規模の大きなビジネスであればあるほど周りが助けてくれないと無理です。
最近では個人メディアを立ち上げて小さく始めて大きく育てるという手段を選び人もいますが、この方法は普段の行いがダイレクトに影響してくることがあります。
昔のように景気の良い時代だったらお金のチカラでどうにでもなったかもしれません。
もちろん、今の時代でも資本が大きければなんとかなるかもしれません。
しかし、視聴者や購入者はどんどん賢くなり、自力で情報を集められるツールを持っているのも事実です。
その人や商品に興味を持ったらネットで検索してレビューをみたり、口コミを見ます。
そんな時に悪評価が目立てば誰も買いません。
たとえば、後輩へのDV騒動で事務所をクビになった芸能人がいましたが
個人のチカラでyoutubeを始めたのでしょうか?
あまりにもお粗末な動画のためBAD評価の嵐になってしまいました。
本人は謝罪を視聴者に受け入れてもらえると信じ込みやったことでしょう。
しかし、これは普段からのズルさや自己中心的な振る舞いが招いた結果でしかないのです。
このように普段からの人間性の薄さが顕著に露呈した事例ではないでしょうか。
2.自分だけのチカラで結果を出したと勘違いしてはいけない
自分のチカラでのし上がってきたと思っている人は横暴になり人望を集めることができません。
子供のようにわがままで自己中心的な存在になることで表面上の人脈しか作ることができなくなります。
こういった人は人間的な本質を理解していないために失敗します。
なぜなら、芸能人であれば制作会社、プロモーター、事務所、個人スキル、視聴者、スポンサーがいてはじめて成立する職業です。
周囲を蔑ろにした言動をすることで協力者はいなくなります。
残念ながらこの段階にまできてしまったら別の道を探すしかありません。
なぜなら、その業界で生きていく能力がないということだからです。
人間性の本質とは「誠実さ」のことです。
3.オンラインでビジネスをする時には普段の生活態度が重要
インターネットで顔を出してお金を稼ぐということは不特定多数に知ってもらい、そこからマネタイズをしていく仕組みです。
それなのに悪評が立つようなことを普段からやっていては自ら自爆スイッチを全世界に差し出すようなものです。
特にその認識がない人は一度、炎上したら復帰できない状況に一気に追い込まれます。
最悪、ネットの世界から撤退したとしてもデジタルタトゥーとして死んでも人目に晒されるでしょう。
個人メディアがチカラを持つ時代だからこそ普段の生活態度を改める必要があります。
4.ビジネスを成功させるためには人間性が重要
冒頭でも書きましたが、ビジネスを成功させるためには人間性が重要です。
なぜなら、ビジネスは人と人との繋がりで成り立っているからです。
どんなにIT化やAIが発達しても、お金を払う人や視聴者は「人」なので感情がそこにあります。
仕組みや商品が素晴らしモノでも、売り手である側がモラルのない人や自分の利益しか考えない人であれば人はついてきません。
初めは美味しい調理を出していたお店が急に味が変わり客足が減ってしまう原因に「過度な材料の変更」をするお店があります。
これは利益率をもっと上げようとして、材料を安いモノに変えた結果です。
この背景にはオーナー自身の生活環境が密接に関係していることがあります。
高級マンションに引っ越したち、新しい車を買ったり、高級腕時計を買ったりと生活水準を上げることで必要なお金が増えます。
その結果、利益率を上げようとして、食材の質を落としてしまうのです。
本末転倒ではありますが、このパターンでビジネスを失敗させる人がいます。
大きなお金に対して人間性が伴わないとこういうことになります。
身の丈に合わない行動がビジネスを一気に破綻させることがあるのでご注意ください。
5.人間性を育てる方法はただ一つ
人間性を育ているために有料セミナーに参加したり、メンターを持つことは悪いことではありません。
しかし、本質的な人間性の成長にはつながらないと思います。
なぜなら、他人は他人を変えられないからです。
自分自身が人として成長したいと本気で思わなければ習慣や思考は変わりません。
これに気がつかない人はお金で人間性を買えると信じてしまいます。
残念なことにお金では買えないのが「人間性」なのです。
人間性を育てるためには自己顕示欲や承認欲求は持つべきではありません。
なぜなら、それらが人間性の成長の妨げになるからだと思うからです。
人間性を育ているために必要な努力とは「誠実な人間」になることです。
それは自分自身で「私は誠実な人間だ」と思っているうちは無理です。
誠実な人とは他者がそう認めて初めて誠実な人になれるのです。
ズルさや、自己利益の追求を考えている人は誠実な人にはなれません。